よくある質問
断層面と地表トレースが整合していないように見えますがなぜですか?
J-SHIS Map上でピンクの線として表示されている「主要活断層帯地表トレース」は、地震本部の長期評価で航空写真や文献から地上の断層線を読み取り作成された情報等をもとに作成しています。(これらの断層線は既存資料を元に編集されたものであり、場所によっては数百メートル程度の誤差がある可能性があります。拡大してご利用の際はご注意下さい。)
赤い矩形や直線で表示されている「主要活断層帯」は、地震動予測地図の計算を行うために設定された断層モデルです。断層モデルは、断層面を地表まで延長したときに地表トレースの位置とおおむね一致するように設定されます。
J-SHIS Map上では、地中の断層面を上から見た形状を示しています。このため、地中の「主要活断層帯」が傾いて設定されていると、ピンクの線の位置と赤い線の位置が離れ、整合していないように見えます。
例として、2018年版の地震動予測地図における長町‐利府線断層帯はJ-SHIS Mapでは次の図のように表示されます。

長町-利府線断層帯付近の拡大図(2018年版)
「主要活断層帯」(赤い矩形)が上端深さ3km、傾斜40度、走向231.9度の断層面としてモデル化されているため、「主要活断層帯地表トレース」(ピンクの線)は断層面の南東方向にずれて表示されます。
地中の断層モデルは、「断層面3D表示」により視覚的に確認することができます。
断層面3D表示の詳細はこちらをご覧ください。